季節の移ろいを感じて頂くのは何も気温や行事からだけではありません。服装から季節を感じて頂く。明るめの服を着れば、気分も明るくなりますよね。そのために大容量のクローゼットを各居室にご用意致しました。また、ご家族の方とお部屋で会って頂けるだけの充分な広さを確保致しました。そして、温度設定は、全館一律ではありません。ご利用者様の好みの温度調節をして頂くために各居室にはエアコンが設置されております。
定期的に献立会議を開き、ご利用者様お一人お一人の嗜好に合わせたメニュー作りに努めています。また、買い物や調理にご参加頂ける方にはスタッフと一緒に調理して頂いております。
リビングルーム・食堂には大型液晶テレビを設置しました。私達は「お食事は食堂で」と考えています。なぜなら、ご自分のお部屋から食堂まで自分の足で移動することにより、リハビリに繋がるからです。また、刻み食をご希望のご利用者様には、すでに刻んだお食事をお出しするではなく、その場で刻むように致します。何を召し上がって頂いているのかをその眼でご確認頂くためです。
「寝たきり」になってもオムツはして頂きたくない。これも私達のこだわりです。そもそも「寝たきり」という言葉は、どうやら日本だけの言葉だそうです。「寝たきりになるのではなく寝たきりにさせられてしまった」と言ったほうが正解かもしれません。万一、ベッドの上の生活が続く状態になってもトイレまで私達が介助させて頂きます。
「お風呂に入ってから寝たい」このような思いにお応えするために夜8時まで入浴して頂けるように致しました。お一人でゆったり湯船でくつろいだ後は、お部屋でぐっすりお休み下さい。